東北大震災と文化、芸術の原点

 常日頃、楽しみ接している文化、芸術、スポーツは何のためにあるのか、ふと考えることがあります。「この文は何に役立っているのか」「あの音楽は誰のために演奏されているのか」と、考えることはありませんか?
 東北大震災が起きて、その救援・支援に日本中が立ちあがりました。もちろん世界の人からの激励も少なくありません。そのなかに、音楽で美術で、朗読や演劇で激励する人びとの報道に触れます。わたしの友人たちも現地にかけつけたり、作品を発表したりして応援しています。
 歌謡曲があまり好きでないわたしも、和田アキ子さんの「あの鐘を鳴らすのはあなた」という歌に泣き、石川遼選手の賞金寄付額に驚き、とてもファッションが好きになれなかったレディーガガさんの勇気に感動しました。みんな震災の応援歌でした。

 文化、芸術、スポーツは人間生活のためにどう役立つのか、いま改めて考えています。
 文化、芸術は人間の生活、暮らしを豊かにするために発達してきました。音楽の太鼓は遠くの人に伝達したり、弦は狩猟の弓でした。絵や文字も子や孫に知恵を伝える伝承方法として生まれ、スポーツも強い体を作り身を守り、早く走ることで獲物が多く獲れました。
 やがて生産に余裕が生まれると、狩や農耕の道具が生活を楽しむ楽器や絵具などに使われます。スポーツの槍投げなどは想像するまでもなく狩猟道具そのものだとわかります。
 では、今日、わたしたちは文化や芸術やスポーツを生活のために、どれほど「原
点」を振りかえって接しているのでしょうか。「原点」とは、生活や暮らしを豊かにしてくれた文化、芸術の成立ちのことです。
 東北大震災に接し、考えること、しきりの毎日です。

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コメント: 1
  • #1

    まあ (火曜日, 15 1月 2013 18:05)

    美術はどのように生活に役立ちますか

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