東銀座出版社の自費出版

自分史の書き方

 名文を書こうと思うより、読者(第三者)に伝わりやすいことを心掛けます。山あり谷ありの美しく流れる文章でなくても、誰も体験したことのない貴重な事柄、心からの叫びが読む人に感動を呼び起こすのです。

〈文章のポイント〉

 以下のことはテクニックとしてではなく、わかりやすい文章の心得として理解してください。

 

一つのセンテンスを短く書く

 60字以内をひとつの目安としましょう。主語と述語の間も短いほうがわかりやすくなります。

 〈例〉「君は言った」「私は叫んだ」

 新聞は比較的、簡潔に書いてありますので参考になります。基本的なことですが、「です・ます」調と「である」調は混同しないようにします。

 

登場人物や、場面の時間や場所を常にはっきりさせる

 特に、自分以外の第三者を書くときは注意が必要です。誰であるのかをはっきりさせた上で、時間や場所などを明確にしましょう。

 第三者の存在を明確にすることによって、自分のことを書くときに「わたし」という表現を省いても通じやすくなります。一人称で書く場合、「わたし」を取っても意味が通じる場合は省くようにしましょう。すっきりと読みやすい文章になります。

 

概念や形容詞で表現しない

 「とてもよかった」「すごく美しい」のように形容詞で表現された文章では、どのようによかったのか、どれくらい美しかったのかかが読者には伝わりません。感動を伝えるのは、文章を書く醍醐味です。初めは難しいことを考えずに、丁寧に描写することを心掛けましょう。

 また、写真や資料もひとつの物語ですので、積極的に活用しましょう。

 

自分史の禁句と言われるもの

 「自慢話」「他人の悪口、誹謗中傷」

 これは、自信があること、貴重な体験や誇り、あるいは他者への批評・批判とは別のものです。

 同じ話でも、それが「自慢話」になるか、「誇り」になるかの違いは、客観性があるかどうかです。第三者に読んでもらい、意見を聞くことも大切です。

 

 

 文章の書き方をより詳しく学びたい人は「執筆の手引き」をご覧ください。

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